太政大臣実頼 清慎公

大鏡 第二巻 一 太政大臣実頼 清慎公

 太政大臣実頼――この大臣は、忠平の大臣のご長男でいらっしゃいます。世間では、小野宮の大臣と申しました。ご生母は宇多法皇の皇女〔傾子さま〕です。大臣に任官されてから二十七年間、摂政・関白におなりになってから、二十年間ばかりでいらっしゃったかと思います。御盆は清慎公と申します。和歌の道にも長じておられまして、『後撰集』にもたくさんのお歌が収められています。


三国史記 巻第一二 新羅本紀第一二

第五二代 孝恭王(在位八九七―九一二)

 四年(九〇〇)冬十月、国原・青州(慶南晋州市)・塊壌(忠北塊山郡塊山面)などの賊将の清吉や辛萱などが城をあげて、弓裔に投降してきた。