1185-03-24から1日間の記事一覧

先帝身投

平家物語 巻十一先帝身投 二位殿はこの有様を御覧じて、日ごろおぼしめしまうけたる事なれば、にぶ色の二衣うちかづき、練袴のそばたかくはさみ、神璽をわきにはさみ、宝剣を腰にさし、主上をいだき奉(ッ)て、 「わが身は女なりとも、かたきの手にはかかる…