右大臣師輔

大鏡 第三巻 一 右大臣師輔

「右大臣師輔――この大臣は、忠平公のご次男で、御母は右大臣源能有公のご息女で、世間に申す九条殿でいらっしゃいます。公卿におなりになってからは二十六年間、大臣に任じられてからは十四年間、ご在任でした。御孫として皇太子〔憲平親王〕があり、それにまた、第四皇子〔為平親王〕と第五皇子〔守平親王〕がおありでしたのを、後にお残し申して、薨去なさいましたのは、まことに残念なことですよ。お年はまだ六十歳にもおなりにならなかったのですから、ご前途がじゅうぶんおありで、いろいろ見とどけなさりたいことも多いはずのご年輩でしたのになあ」
と、世継の翁はずっと声をおし殺して、話していますけれども、感慨にたえないらしく、手を打って、天を仰いで嘆息するのでした。


三国史記 巻第一二 新羅本紀第一二

第五二代 孝恭王(在位八九七―九一二)

 十二年(九〇八)春二月、星が東方で光り輝いた。


後唐

895年 - 908年 李克用 唐 晋王
908年 - 923年 李存勗 唐 晋王
1.荘宗(李存勗 在位923年 - 926年)
2.明宗(李嗣源 在位926年 - 933年)
3.閔帝(李従厚 在位933年 - 934年)
4.末帝(李従珂 在位934年 - 936年)