古人大兄の死

日本書紀 孝徳天皇
 冬十二月九日、天皇は難波長柄豊碕(1)一一に移された。老人たちは語り合い、「春から夏にかけて、鼠が難波の方に向かったのは、都遷りの前兆だった」といった。

一一 白雉二年十二月、造営ほぼ終って遷都するまで難波の諸宮を宮とする。その位置・近年の発掘経過→補注25-一三。