鷹甘部の定め

日本書紀 巻第十一 仁徳天皇

 四十三年秋九月一日、依網の屯倉の阿耳古が変った鳥を捕えて天皇に奉り、「私はいつも網を張って鳥を捕っておりますが、まだこんな鳥を捕ったことはありません。珍しいので献上いたします」といった。天皇が酒君をよんで、これは何の鳥かと尋ねられた。