米国:オバマ政権2期目始動…ホワイトハウスで就任宣誓式

http://mainichi.jp/select/news/20130121k0000e030108000c.html
毎日新聞 2013年01月21日 10時31分(最終更新 01月21日 13時47分)
 【ワシントン古本陽荘】オバマ米大統領は20日昼(日本時間21日未明)、ホワイトハウスで就任の宣誓式に臨み、2期目の政権が正式に始動した。20日は休日のため、連邦議会前で演説する第57回大統領就任式は21日に行われる。
 憲法は「1月20日正午」を大統領の退任・就任時刻と規定している。正午前、ホワイトハウスの1階中央部にあるブルールームに宣誓式を執行するロバーツ最高裁長官が入室。オバマ大統領とミシェル夫人、2人の娘が続いた。
 大統領は、ミシェル夫人が両手で持つ聖書に左手を置き、右手を顔の高さまで掲げ宣誓。憲法で規定された文言通り「大統領の職務を忠実に執行し、全力を尽くして憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓います」と宣誓した。
 4年前の大統領就任式では、ロバーツ長官が宣誓の言葉を言い間違え、大統領もその言葉に従ったため、ホワイトハウスで宣誓をやり直した経緯がある。今回は誤りなく終えた大統領に次女サーシャさんが「失敗しなかったね」と声を掛けた。
 21日の大統領就任式では国民の前で再び宣誓する。オバマ大統領が最も尊敬する公民権運動の指導者キング牧師と、09年の就任式でも使ったリンカーン大統領の聖書を重ね合わせて宣誓する予定だ。この日はキング牧師の生誕記念日の祝日とも重なっている。
 就任式後、大統領は議会指導部との昼食会に出席し、その後、議会からホワイトハウスまでの3キロ弱をゆっくり移動する。沿道には観客席も設けられており、米軍などの音楽隊などが大統領の後にパレード行進する。観客は60万〜80万人程度と見込まれている。