第五一代 真聖王(在位八八七―八九七)

三国史記 巻第一一 新羅本紀第一一

第五一代 真聖王(在位八八七―八九七)

 十一年(八九七)夏六月、王は側近の重臣に、

  近年になって、人々が困窮し、盗賊が蜂起しているが、これは私の不徳のいたすところである。〔そこで、〕賢者に王位を譲ることに、意を決した。

といい、王位を太子の曉に譲った。