天皇譲位

日本書紀 巻第三十

  持統天皇 高天原広野姫天皇

天皇譲位

 秋七月七日の夜半に、常嬰盗賊(捕縛されている盗賊)百九人の赦免をきめられた。なお、人ごとに布四常を賜わった。ただし畿外の人には稲二十束ずつであった。十二日、公卿百寮は祈願の仏像の開眼式を、薬師寺で行なった。


三国史記 巻第八 新羅本紀第八

第三二代 孝昭王(在位六九二―七〇二)

 六年(六九七)秋七月、完山州がめでたい木を進上してきた。〔その木は〕畝を異にしながら穂先が一つであった。