秦大津父

日本書紀 巻第十九

  欽明天皇 天国排開広庭天皇

 元年春一月十五日、有司たちが皇后をお立てになるようにお願いしたところ、詔して、「正妃の宣化天皇の女、石姫を立てて皇后としよう」と仰せられた。二男一女を生まれた。長子を箭田珠勝大兄皇子といった。次を訳語田亭中倉太珠敷尊(後の敏達天皇)といった。一番下を笠縫皇女といった。