那津(筑紫)官家の整備

日本書紀 巻第十八 宣化天皇 武小広国押盾天皇

 二年冬十月一日、天皇新羅任那に害を加えるので、大伴金村大連に命じて、その子磐と狭手彦を遣わして、任那を助けさせた。この時に磐は筑紫に留り、その国の政治をとり三韓に備えた。狭手彦はかの地に行って任那を鎮めまた百済を救った。