衣通郎姫

日本書紀 巻第十三 允恭天皇

 十年春一月、茅亭においでになった。


宋書 巻九七 夷蛮伝・倭国(『宋書倭国伝)

 倭国は高麗(高句麗)の東南大海の中にあり、世々、貢職(みつぎ)を修めている。
 高祖(南朝劉宋第一代武帝、四二〇―二二在位)の永初二年(四二一)、詔していうには「倭讃(賛、第十五代応神天皇・第十六代仁徳天皇・第十七代履中天皇の三説、仁徳天皇が有力)が万里はるばる貢を修めた。遠方からの忠誠のこころざしは、よろしくあらわすべく、除授(官位をさずける・官につけ職をさずける、除任・除拝)を賜うであろう」と。