第一三代 近肖古王(在位三四六―三七五)

三国史記 巻第二十四 百済本紀第二

第一三代 近肖古王(在位三四六―三七五)

 三十年(三七五)秋七月、高句麗が北部辺境の水谷城(黄海道新渓郡多栗面)を攻めおとした。王は将軍を派遣して反撃したが、勝てなかった。王は再度、大軍を派遣してこれに報復しようとしたが、不作のため果さなかった。