第一三代 近肖古王(在位三四六―三七五)

三国史記 巻第二十四 百済本紀第二

第一三代 近肖古王(在位三四六―三七五)

 二十四年(三六九)秋九月、高句麗王斯由(故国原王)が、歩兵と騎兵三万人を率いて雉壌(黄海道延白郡銀川面白川か)に来て屯営し、各方面に軍隊を派遣して、住民を掠奪した。王は太子(近仇首王)を派遣し、軍用のちかみちを通って雉壌につき、急襲して〔高句麗軍を〕撃破し、五千余級〔の首〕をえ、その捕虜は将士に分け与えた。