新羅再征

日本書紀 巻第九

神功皇后 気長足姫尊

 六十六年、――この年は晋の武帝の泰初二年である。晋の国の天子の言行などを記した起居注に、武帝の泰初二年十月、倭の女王が何度も通訳を重ねて、貢献したと記している。


三国史記 巻第二 新羅本紀第二

第一三代 味雛尼師今(在位二六二―二八四)

 五年(二六六)秋八月、百済が侵入して烽山城を攻撃したが、城主の直萱が壮士二百人を率いて、城を出て百済軍を襲撃し、これを敗走させた。


三国史記 巻第二十四 百済本紀第二

第八代 古迩王(在位二三四―二八六)

 三十三年(二六六)秋八月、出兵して、新羅の烽山城を攻撃したが、城主の直宣は、勇敢な兵士二百人を率いて、〔城を〕出て戦い、〔わが軍を〕破った。