第三代 儒理尼師今(在位二四―五七)

三国史記 巻第一

新羅本紀第一 始祖赫居世居西千 南解次次雄 儒理尼師今 脱解尼師今

       婆娑尼師今 祇摩尼師今 逸聖尼師今



第三代 儒理尼師今(在位二四―五七)

 三十四年(五七)秋九月、王が病気にかかった。〔王は〕群臣に、
 脱解は身分が王家の外戚につながり、その位は王の補佐の臣にあたる。しばしば功名をたてており、私の二人の子供の才能は〔彼に〕遠くおよばない。私の死んだのち、〔脱解を〕王位につけなさい。そして〔この〕私の遺訓を忘れないでほしい。